こんにちは。

さかいゆみこです。

ボウイングなどの基本の練習はレッスンでも毎回しますが
ある一定のところに来ると必ず壁が現れます。
練習してるのに壁を感じる時って上達してるサインでもあります。

バイオリンの個人レッスンを受講されて半年ほどの大人の生徒さんは
先日のレッスンではボウイングを40分ほど行い
最後に曲の確認もしました。
今はドヴォルザークの『ユーモレスク』を練習していますよ。

微妙な手首や指の変化を確認しながら何度も何度も繰り返して
「なんとなくわかってきました!」
とお話しされてました。
最初は《なんとなく》でいいんですよ。
最初から明確な答えが数式などでわかれば安心ですが
バイオリンのような技術系のことは自分の身体で体感していく部分も大きいので
考えながら繰り返すうちに腑に落ちてきて定着もしていきます。

子供たちは考えながら弾くのが難しいことも多いので
親御さんのフォローが必ず必要です。

練習してるうちにわからなくなってくることもあると思うので
レッスンで再度確認、ですね。

ボウイングひとつでもいろんな方のいろんな弾き方があります。
私もこの20数年で何段階か変化(進化とも言います)してきました。
10年くらい前から今の奏法を習得でき身体も楽になったので
生徒さんたちも無駄な力が抜けた自然な身体の使い方を覚えれるといいなと思います。

それまでも弾いてはいましたが限界のようなものは感じていました…
レイトスターターだからかな、とか考えましたが、身体の使い方の問題でしたね^^;

基本や基礎は何度も何度もの繰り返し、積み重ね。

そうすると見えてくる世界が必ずあるので
その先の世界を信じて
焦らず少しずつ、着実に、が1番の近道です^^