長く続けるために
こんにちは。
さかいゆみこです。
今日あたりからしばらく寒さが厳しくなりますね。
大寒の候なのでこれが普通なんだとは思いますが
この冬は寒暖の差が堪えます^^;
1月も下旬になり
春からの方向が決まった方も多いかと思います。
今年中学受験だった生徒さんからも
早速吉報が届いています^^
昨年7月くらいまでバイオリンの稽古してバイオリン復活するかは
いつになるかまだわかりませんが
3歳からバイオリンを始めて
いろんなことをコツコツずーっと頑張っていたのを見てきたので
今はただただ思い切り遊んで欲しいですね。
もう頑張り方は知ってるので^^
3歳でも4歳でも、何歳でも
何かお稽古事を始めたらできるだけ長く続けてもらいたい
もしくは、長く続けたいですよね。
最初はお近くの通いやすいお教室が理想的だとは思いますが
初心者の方は基本のことを丁寧に教えてくれる先生を見つけてくださいね。
やはりバイオリンは他の楽器に比べるととても特殊です。
もし、ちゃんと弾けるようになることをご希望でしたら
適切に指導できる先生を見つけるのと
生徒さん自身も練習がコンスタントにできること・ご家族のフォローが前提となります。
とりあえず週に1回バイオリンに触ってくれたらいいという場合は
ご自宅から一番近いお教室がいいですね。
先生の経歴も気になるかと思いますが
経験値や教室の方針も大切かなと思います。
先生によってはその時その時で楽しめることを重要視する場合もありますし
生活の中で少しでも(週に1回でも)バイオリンに触れる時間を…
とお考えの方もいらっしゃいます。
うちの場合はコンセプトが
「マナーを身につけながら楽譜を理解しヴァイオリンをちゃんと弾けるように目指す」です。
でも結果的に音楽を楽しむ、ヴァイオリンを楽しむことにつながっているので
その場しのぎではなく練習したぶん成果につながる、先(未来)につながる指導をしています。
いろんな教育の考え方がありますし
コンセプトがはっきりとしているお教室だと選ぶ際もわかりやすいですよね。
「弾ける」と「指導できる」は全く違うスキルなので
お稽古を通して「弾ける」ことを目指すのであれば
ヴァイオリンの場合は
◯楽器の構え方(姿勢)
◯弓の持ち方
◯左手のフォーム
◯ボウイング
の基本から始まって
少し進んでいくと
◯シフトの仕方(ポジション移動)
◯音階
◯エチュード(基礎)
などの基礎を丁寧に指導できるお教室をお探しになってくださいね。
努力である程度まではカバーできますが
基本の一番大事なところがしっかりしていないと
いくら練習しても必ず限界が来ます。
私もこの限界を感じたことが昔あったのですが
どれだけ練習してもこれ以上は変わらない
ということがありました。
20年くらい前のことで
その時は3歳や4歳から習ってないから
絶対音感もないしもう無理なのかな…と思うようにもなっていました。
たまたまその時ご縁のあった先生のご指導で
その状況は脱したのですが
結局、絶対音感がないからでもなく、3歳から始めてないからでもなく
「知らない」から、いくら練習しても変化がない状態でした。
※絶対音感がないとバイオリンは弾けないと思ってる人も多く私も思っていたのですが
なくてもバイオリンは弾けます。メディアの刷り込みですね。
バイオリンを演奏する上で正しい音程がわかる音感は相対音感です。
レッスンではこの相対音感をより磨いていきます。
音程はcentという単位で細かく周波数を測るのですが5〜10centの違いもわかる耳を育てます。
絶対音感もあれば便利な機能なので訓練すれば、ある程度は大人になってからでもつけれます。
東京藝大卒の知人も絶対音感はありませんし、つけるかどうかはどちらでもいいかなと思います。
今まで経験者の方の指導してきても
同じ状況になってる学習者さんが世の中にたくさんいる
とも感じています。
せっかく練習しているのになかなか成果につながらない…
その限界が来て諦めてしまう方、挫折してしまう方も
たくさんいます。(私も挫折しかけましたので)
「よくわからなくて辞めたけど
やっぱりまたバイオリン弾きたくなりました」
という方も結構います。
簡単に弾けるようになる魔法はありませんが
弾き方がわからない、練習の仕方がわからない
という状況が続くとモチベーションも下がるばかりですよね。
せめて基本のことを知っていれば辞めなくてよかった方が多いと思います。
とてももったいないことだなぁと。
改めて、教え方について研究してきたことが
今に繋がっていることも感じます。
おかげさまでオリジナルメソッドの教本も昨年完成しました。
(ご購入ありがとうございます!)
音大を卒業している、ヴァイオリンが弾ける=指導ができる
ではないので私たちの場合は指導を始めてから指導の仕方を考えて
音大とはまた違った勉強や研究が必要でした。
子どもたちに指導するのと、大人の方に指導するのでもスキルは異なります。
それをどの指導レベルまで個々が突き詰めていくかかなと思います。
音大は演奏を学ぶ場所で教え方を学ぶ場所ではないのです。
(と書くとすごく反感をかうのも承知の上ですが何年かに1回は声を大にして言いたくなります)
と、ちょっとネガティブな感じで書いてしまいましたが
音楽が先々で音我苦にならないように
今年も練習できたぶん上達する方がたくさんいますように♪
レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。