音感について
こんにちは。
さかいゆみこです。
最近、気づいたのですが3歳4歳から私のレッスンを受け始めて3年4年の生徒さんたちが
絶対音感を持っていました。
特別な訓練はしてないのですが
ピアノで弾いた音が何かわかるようになっています。
ちょっと意地悪して黒鍵も弾いてみると認識できていました^^;
私は絶対音感がほぼないので羨ましいのですが
バイオリンを弾くには細かい音程の違いを聞き分ける相対音感が必須なので
レッスンでは絶対音感に重点は置いていません。
生徒さんたちは最近曲も難しくなってきましたし
音程は常に宿題になりますね^^;
絶対音感があるからといって
バイオリンで求められる細かい音程が聞けるわけではないので
そこは誤解のないようにと思います。
世間一般ではなかなか理解が進んでないようには思いますが
絶対音感のない音楽家、演奏家も結構いるんですよ。
絶対音感がある友人もバイオリン奏者ではないですが
「バイオリンでいう細かい音程の違いはよくわからない」
とも話しています。
絶対音感で何の音かを認識する際は
音程にある程度幅があると感じます。
なので絶対音感に頼ってしまうと
実際にバイオリンを弾いてる際に音程がずれてる状態で弾いてしまいがちです。
これは昔から絶対音感のある生徒さんたちを見ていてみんなに共通することです。
その音の幅なんですがチューナーで言うと±10〜20セントくらいの幅があり
多分このあたりの音だと「ど」だったり「そ」と認識してると思います。
ざっくり言うとあってはいるけど
実際の演奏となると音程がずれてることになります。
ではどうやって正しい音程を探すかなんですが
ハーモニーを考えることです。
何調なのか、どんな和音の中で演奏される音なのか
求められる音程は一つです。
このくらいの高さの音程
と言う考え方ではないです。
その一つの音程が聞き分けれるように
普段のレッスンは行っています。
そのおかげでみんな細かい音程も聞き分けれる耳が育ってきていますね^^
これってすごいことだなとも思うんです。
バイオリンなどの弦楽器やってないとつかない感覚ですよね。
(専門的になると管楽器も同様なのですが、ピアノも奏法によって音程を変えれるとか…)
でもバイオリンを弾くのには必要な能力なので
正しい音程が聞き分けれる相対音感が身につくように、と思います。
絶対音感はそれはそれで便利な能力なので全く否定はしません。
初見もしやすかったり譜読みもしやすくなったりと
メリットもたくさんあるので
持ってる方は普段の練習でも活用なさってくださいね。
レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。