当教室では小さなお子様が体験レッスンを受ける前に
確認させていただいてることがあります。

①オムツを卒業していること(トイレトレーニングを済ませていること)
②ご挨拶、お返事ができること
③家族以外の大人とお話ができること(ママや先生のお話が聞けること)

簡単に申しますと
この3点になります。

いずれも自分の行動を自分でコントロールできる発達段階です。

小さな子供たちはほぼ本能で生きてるので
どうしても興味のあることに意識や目線が行きます。
そして、「〜したい」という気持ちが大きく勝つと
自分の気持ちのままに行動をします。

発達段階によっては
「〜しようね」「〜はだめ」
と話しても全く聞かない場合もあるので
まだ、その段階ですと
バイオリンのレッスンは少し早いので
適切な時期が来るまでは
リトミックで音楽に親しむか
バイオリンのCDをたくさん聴かせてあげて下さい。

3〜4歳の間は発達に個人差があるので
今この月齢だから、ということではなくて
焦らず子供たちの発達を見守ってあげて下さい。
逆にこの3点をクリアしてましたら
3歳になってなくてもバイオリンのレッスンは可能です。

楽器を焦って買う必要もありません。
先に素人判断で楽器を買ってしまい
形はバイオリンに見えても
技術をつけていくためのレッスンでは使い物にならないような
オモチャのような楽器だったりすることも多々あります。
あと、すでにサイズアウトしていて
「レッスンで使えない」
という生徒さんも今まで何人かいらっしゃったので
適切な時期が来ましたら先生の指示を仰いでご購入くださいね。

最近は社会情勢の影響もあって
子供たちの心の成長も遅くなってるようにも感じますので
「3歳になったから」
と焦る必要も全くありません。
4歳でも全く遅くはありません。
適切な時期に始めることで
効率よく上達もできるので
それまではじっくり見守ってあげてください。

これらのことを満たした上で
本人にバイオリンを習いたい
という意思があることも大切です。
習いたい、弾きたい
という気持ちもないのに
お稽古するのは本人にとって苦痛でしかありません。
子供たちにそういった気持ちがあれば
その気持ちを伸ばすように稽古しますが
そもそもそういった気持ちがない状態だと
サポートも大変かなと思います。

2歳でも3歳でも興味を持つ子は
きっかけがあると自分から意思表示をしますし
意思表示をしてからは
ご家族や講師がどうサポートできるか
になります。

3歳ではまだレッスンを受け付けてないお教室も多いですが
これらのことが大きな理由でもあります。
バイオリンを始めさせたい
とお考えの方にお役に立てればと思います。