こんにちは。

さかいゆみこです。

スケール(音階)は身体の使い方を確認できるようにゆっくりします。
テンポを速くするのはだいぶ後の話です。

最近、何人かハイポジションのレッスンもしてるので
先日、自分でも確認のために動画を撮ってみました。
普段の練習も動画に撮るのはとてもおすすめですよ。
客観的に見ることができるようになります。

4ポジション以上になっていくと左手の親指の使い方がみんな必ず迷います。
ハイポジションになるといろんなところに行ってしまいがちなので
速いパッセージになってもスムーズに動ける手の形をゆっくりの練習で作っていきます。

左手の親指は弾いてる時に見えないこともあるので余計にわかりにくくなりますが
ゆっくりゆっくり練習して手の形を作って覚えていきます。

最初から無理すると腱鞘炎になるので形が整って
肩や手首、手が柔軟になるまでは必ずゆっくりスロウの練習から。

私は背の高さの割に手が小さいのですが
手の大きさ、指の長さによってどう身体を使うか
人それぞれ微妙に違うので特に8ポジション以上になってくると
慎重にしたほうが良いこともあります。

ハイポジション導入はまずはセヴシックop.8、もしくは小野アンナもいいですね。
いずれにしても、とにかくゆっくり練習ですよ〜。
いきなりセヴシックや小野アンナは難しいので
うちの場合は私のメソッド本でシフトの練習をしてから
op.8だったり小野アンナを使います。

シフトの時の左手の親指は大事なポイントです。
大事なアンカーになりますからね。
他にもポイントはいくつかありますがまずは親指から。

音程は耳だけで整えるのではなく
手の形から整えて安定させていきます。
『身体の使い方→耳』の順番です。

耳から音程は取ると思ってる人も多いかもしれませんが
手の形が整っていないと
耳だけではその場その場で取り直すことになるので
なかなか安定につながりません。
『安定しない』には理由があります。

身体の使い方を考えた上で、耳で最終的に微調整ということになるので
もちろん音感も必要ではありますよ。

より早く安定できるように
早い段階から手の形を整えれると理想的ですね^^♪