コンクールは通過点
こんにちは。
さかいゆみこです。
昨年、ポーランドで行われていた
ヴィエニアフスキ国際コンクールで日本人が見事優勝しました。
このコンクールは毎年行われず5年に1回です。
毎年ではないからこそ重みもありますよね。
その前にウィーンで行われていた
クライスラー国際コンクールでも日本人が3位になっていて
日本人が活躍していること
これからさらに活躍の場が広がることが嬉しいですね。
ちなみにクライスラーコンクールも毎年ではなく4年に1回です。
どちらの方も関西出身なので応援する気持ちも大きくなります。
みなさま、おめでとうございました。
国内でも未来の音楽家たちが勤しんでいて登竜門としては
日本音楽コンクールや学生音楽コンクールが行われています。
学生音コンの参加資格は小学4年生から。
毎日たくさん練習して
いろんなコンクールに出たり講習会に参加したりして
研鑽を積んできた子達ばかりです。
著名な指導者の講習会となると
だいたい参加メンバーもお馴染みになっていて
コンクールの全国大会に残る子たちもほぼお馴染みの子達ですね。
ほぼ、というのはやはり舞台でのことなので
思うように結果が出せなかったり
その時によって評価がされなかったり…
どれだけ、死ぬほど練習しても
誰もが納得のいく結果が出るわけでもない
というのがコンクールです。
Aコンクールでは評価されたけど
Bコンクールでは評価されなかった
ということが普通にあります。
演奏を聴いていて
この子(私の弟子ではない子も)は絶対全国まで残るだろうなぁと思っていても
実際残れないこともありびっくりすることがあります。
国内外問わずです。
でも人が人を評価するということはそういうことです。
その子が努力してきた並々ならない過程も想像できますし
胸がチクチクと痛むことはありますね。
コンクールの結果というのは
その時点の、一瞬切り抜いた時点でのことであって
(一瞬の勝負事ではありますね)
それまでの過程で得たものは
その子の人生の中で大きな糧となります。
仮に、結果に納得いかなかったとして
その瞬間は「報われない」と思ってしまうかもしません。
頑張ったのですから、頑張った分の評価はされたいと思うのは普通ですしね。
でも、私はその時点で人からの評価が得られなかったからといって
「報われない」とは思いません。
コンクールで賞をいただくのが目的ではないからです。
コンクールは通過点です。
目的ではありません。
賞をいただけてもいただけなくても
そこからどう過ごすかが大事かなと思います。
大事なことを見失わず
これからも子供たちの成長をサポートし指導をしていきます。
今年もコンクールシーズンがもうすぐ始まりますね。
教室生の子たちもよその子たちもみんな舞台で輝けますように^^
レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。