演奏の前に大切なこと
こんにちは。
さかいゆみこです。
6年ほど前から久しぶりにコンクールに出る生徒さんが出てきて
最近は毎年誰かしらが参加しています。
みんな上手になっていって嬉しいなとは思うのですが
基本的に私はレッスンで演奏以前に大切にしていることがあります。
抽象的な表現にはなりますがざっくりいうと『心の在り方』です。
演奏をきっちりこなすことだけよりも
子どもたちのこれからのことを思うと
むしろこのことの方が大切だと考えています。
学生の時の恩師は
ヴァイオリンの指導も素晴らしかったのですが
演奏以外のことも色々と大事にされていて
そういった環境で学べたことが
ほんとにありがたかったなと改めて思うことがありました。
コンクールが公の場とするならば
教室の発表会は私的な場。
まずは発表会で私たちが受け継いでることを身につけて(理解して)
公の場に行けるように、と考えています。
もちろん発表会はコンクールのためだけにしていることではありません。
コンクールに参加してなくても受験や就職の際、それ以外の場面でも
身につけておきたいことがありますね。
受験市場が加熱していくのと同様
コンクールの世界も昔とはちょっと違ってきているので
いろんな方が参加しています。
私たちは子供の大事な成長に密に関わる立場ですので
ヴァイオリンの指導者以前に教育者でもあります。
私たちがしっかりしていかないと、と感じました。
ちょうど今年の発表会前にも教室内で伝えてたことがあったのですが
『舞台での演奏をしっかりすること』以前に大切なこと
大事なことを忘れないように
これからも伝えていこうと思います。

レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。