こんにちは。

さかいゆみこです。

基本の項目の中にヴィブラートを入れていましたが
私のレッスンではヴィブラートは白本の2巻から3巻くらいで始めます。

鈴木の教則本は2巻以降補助的に使うことはあります。

このくらいの進度になると
段々と左手のフォームも整ってくるのと
体力もついてきて練習量も増えてるはずなので
ヴィブラートもかけやすくなります。

ヴィブラートを練習する前には、まず左手のフォームです。
フォームも整っていない状態では綺麗なヴィブラートはかかりません。

ヴィブラートの練習を始めると
身体の動きなどいろんなことを考えるので
ちょっとフォームが崩れたりすることもあります。
日常生活では絶対にない身体の使い方ですし
最初は大体みんな手を固めてしまい痙攣しているような動きになります。
『ちりめんヴィブラート』と巷では言われたりしていますね。
手だったり腕だったり持てる筋肉、力を全て使って動かすからです。
でも最初はそれでいいので、そこからどう整えていくか考えます。
経験者の方でも多いケースなのですが
この『ちりめんヴィブラート』は卒業したいですよね。
毎日練習して正しい動きを意識していくと
必要な力と必要でない力もわかるようになってきて
ヴィブラートをかけるための筋肉もついてきて
よりかかりやすくなりますよ。
ただ、力のかけ方は思ってる以上にかけるところは力を使います。
そして、コツコツ練習していると
指の皮もめくれてきてタコもできやすくなります。

子供たちは「筋肉が…」なんて考えれないので
とにかくフォームを崩さないように
整えながら正しい動かし方を繰り返し練習です。

大人の場合はどの筋肉を使うのかに意識を向けることで
必要な筋肉もつきやすいですよね。

筋肉をつけることでその先に脱力があります。
必要な筋肉があるから脱力した滑らかなヴィブラートになるのです。

その筋肉も2日3日練習したからといってつくものでもありません。
普段のコツコツ練習あるのみです。
私も結構時間はかかりました。

感覚の良い子は割とすぐできることもありますが
安定した滑らかなヴィブラートには時間がかかりますので
焦らず急がずコツコツ作業を積み重ねましょう。