2025年度発表会
こんにちは。
さかいゆみこです。
今年の発表会を無事に終えることができました。


昨年の方が準備は大変だったのですが
毎年、初めて参加の生徒さんやまだ慣れていない生徒さんもいるので
保護者会など開いたり運営が滞りなく進むように5月6月は段取りで追われていました。
みんながコツコツ積み重ねてきたことや
実力を舞台で発揮できるように環境作りも大切です。
発表会の運営は私ひとりではもちろん不可能です。
子供たちの付き添いをはじめとして、いろいろなお役目を
保護者の方を中心として、大人の生徒さん、お手伝いの方で分担して行っています。
発表会は普段の練習の成果を発表する場です。
試験やコンクールではありません。
誰かや何かと比べる必要もないし、自分の形で練習してきたことを発表できれば十分です。
もちろん「失敗しちゃいけない」と思う必要もないし
それまで準備はしてきてるので
楽しく弾ける時間になるようにと考えています。
さらに、私は演奏以前のことも大切にしています。
◯演奏をする側
◯演奏を聴く側
双方のマナーがあって演奏を聴く場は成り立っています。
演奏をする人がいるだけでも成り立たないし
演奏を聴く人だけでも成り立ちません。
双方がマナーをもって同じ空間にいる
その『場』と言うものを大切に思っています。
演奏者に対するレスペクト
聴いてくださる方に対するレスペクト
それぞれを学ぶ『場』となれば
という想いで続けてきました。



舞台の回数を重ねていくとお辞儀もとても綺麗になっていきますね^^
これも経験を重ねてこそ、毎年の練習です。
20年近く続けてきて
令和の時代になり
「マナー、マナー」
と言うのも時代錯誤になってる部分もあるかもしれません。
私の仕事はヴァイオリンの指導であって、マナー教室ではありませんしね。
ただ、子供たちの成長を見てきて
全く無駄ではなかったし
人格形成の観点からも、むしろ必要なことだと今でも思います。
今の時代、残念ながら
きちんと礼儀作法を伝えれる人もとても少なくなっています。
私自身も目上の先輩方からすると
段々と抜けていってることもあるかもしれません。
新しい人や物、若い人たちが時代を変えてきてるのも事実です。
どんどん、楽に簡単に、の方向に行ってしまう現代ですが
日本人として、人として
大切なことは子どもたちや若い世代に伝えていきたいですね。
「あなたにはそういう役目がある」
と以前、人生の大先輩に言われたことがあります。
自分が主催してる発表会だけでなく
いろんな発表会を見てきて改めて思います。
もちろん私から伝えることなんですが
「先生から言われるから」
というよりも、まずはご家庭内で子どもたちに丁寧に伝えることが
すごく大切だと思います。
そういった環境・形がこれからも続くといいですね。
以前からいろいろと悩ましいこともあるのですが
多分どこのお教室でも共通の悩みだと思います。
運営側としては色々思うのですが指導者としては
今年もみんな、とても楽しく演奏できたようなので良かったです^^
それもたくさんのご理解やご協力があったからこそ。
そこにいつも寄り添ってくださる先生方にも本当に助けていただいています。
ヴァイオリンを始めてから2ヶ月という子からベテランの生徒さんまで
難しい曲にチャレンジの子もいたり
今の実力で安心して弾ける曲を選曲の子もいたり
練習期間も2ヶ月から1年と
さまざまな立場の人たちが舞台に立ち
ソロだけでなく合奏、アンサンブルで音楽三昧の一日になりました。
6月は合奏練習もあったので
普段よりもたくさんヴァイオリンを弾いてた
という人も多かったでしょう。



本番当日もやはり
リハよりも本番がみんな良かったです。
もちろん指導する側としては気になることもあるのですが
毎年、お手伝いしてくださってる客演の先生方や
親御さんたちから色々とメッセージをいただいて
「今年は特に皆さんの成長をすごく感じました」
とおっしゃる方もいました^^
これまでコツコツ積み重ねてきたことが
花開いてきて練習の成果が発揮できた発表会になりました。
学年が上がるほど一緒にいる時間も長くなるので
仲も良くなっていってて
知らないうちにコミュニティができているのも
嬉しい光景でした。
先生としては「アレもこれもできないと」と思うところはあるんですが
コツコツ少しずつですね。
発表会が終わってからは
引き続き曲のブラッシュアップの人もいれば
新しい曲に進む人はまた基本や基礎に戻って
セヴシックや音階など
しばらくレッスンでしてなかった練習も復習します。
先週は梅雨も明けたので
本格的な夏がスタートですね。
熱中症に気をつけて過ごしましょう^^

レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。