引き出しを増やす
こんにちは。
さかいゆみこです。
今日はわたしのことです^^
以前、このブログにも書いたと思いますが
たまに師匠のところに行って
演奏をチェックしてもらったり
いろいろ相談したり、現場の貴重なお話聞かせていただいたりしていて
この数年はヴァイオリン弾きにはとても重要な
ローデのエチュードを見てもらってました。
せっかくなので曲もいろいろ持っていっています^^
最近はヴィエニアフスキのコンチェルト第2番を持って行きました。
コンクールや試験でよく取り上げられるローデの番号は
昔教わっていたので半分くらい終わった時に
「もうこのくらいでいいんじゃない???」
と言われたこともあったのですが
私の性格的に曖昧なところを残したくなかったり
オタク気質なのでコンプリートしたい気持ちや
ガラミアン先生に直接指導を受けた先生から教われるせっかくの機会
と思ってコツコツ持っていってようやくコンプしました♪
これでどの番号も自信持って指導できますよ^^
と言いつつ変ト長調の13番あたりをレッスンすることはあるかな…と思ったりしますが
ローデは美しい曲ばかりなので練習して良かったです。
ローデの取り組み方は色々な形がありますが
私は調合が同じ長調短調をセットにして練習しました。
1番と2番、23番と24番、という感じで。
全調あるので主音が同じ長調短調をセットでする形もいいかもしれませんね。
次は中途になってるドント、ヴィエニアフスキ、パガニーニ…と続きます。
この歳になっても引き出しを増やしていけることがとてもありがたいですね。
できたらコンプしたいです^^
コンクールの審査をする場合に
このローデを演奏する方も結構いて
指導される先生がローデの勉強あまりされてないかな…???
と思うこともあるんですね。実は。
YouTube等で動画はたくさん出てるので
それを見て研究されて指導されたのかな
と感じることもあり
勉強した人間としてはわかってしまうんです。
これってやっぱり視点が変わるということですよね。
で、ローデは基礎的な位置であるけど特殊な部分もあるので
最近は比較的弾きやすい選曲で
学生音楽コンクールで小学生部門の予選に扱われることも
増えてきましたが
やはり演奏してる子がどういう指導を受けてきたか
その子の背景というのが見えてしまう。
特にエチュードは露呈してしまうかなと思います。
逆にいうと
エチュードをちゃんと指導できる人が少ない
とも言えます。
なんでそうなるかというと
音大ではエチュードをあまり勉強しない
という現実もあって
音大に入ると実技の授業(ソロ、オケ、室内楽等)だったりオーディション、試験、コンサートなど
あまりエチュードに時間を割いている余裕はなくなり
そのまま卒業。
というパターンは結構多いんですね。
取り組むとしてもコンクールで課題曲になったものだけという人も少なくないでしょう。
相対的に見て大学までクロイツェルはそこそこやってきた人は多いと思いますが
(これは私も含めですよ↑)
ローデ以降は限られてくるかなという印象です。
もし
演奏を安定させたい
しっかりして行きたい
上手になりたいと思うのであれば
エチュードやスケールは避けては通れません。
逆にいうとエチュード・スケールをちゃんとやれば
上手くなる最短コースです。
趣味で楽しむ範囲だと
スケールをそれなりにして
(うちで言うとメソッド本の音階くらい)
曲を練習してもいいかなとは思いますが
レベルアップをして行きたいならエチュードはぜひ。
まずはカイザー・クロイツェルから。
クロイツェルをある程度進んできたらローデもおすすめですよ。
お子さんだと時間のある高校生までに
できるだけエチュードはどんどん進めていけるといいですね。
レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。