こんにちは。

さかいゆみこです。

前回Rodeのエチュードについて触れたので
今回はこのエチュードについて少し書いてみようと思います。

実は数年前からこのRodeエチュードをちゃんと自分のものにできているのか
確認のためにも恩師にチェックしていただいています。

ある程度進んできて
ある時、もうRodeはできてるからもっと他の曲とかに重点置いてみたら?とは言っていただいたのですが
せっかくガラミアン先生に直接指導していただいた恩師にチェックしていただけるので
ヴァイオリン弾きとしては大切な基礎の根幹部分にもなりますし
私としてはコンプリートしたいと言う思いがあり
しつこくRodeも少しずつ持って行っています^^;

とはいえあと少しでコンプリートなのですが
当初は1年半くらいで終われそうかなと思っていましたが
仕事と自分の練習などのバランス、タイミングなどで
頻繁に恩師のところにも行けずでなかなか時間がかかりました。

Rodeのエチュードはコンクールや試験の課題曲になることが多いですが
取り上げられるのは大体決まっていて
課題曲になるものだけ練習したことがある
と言う人も少なくないでしょう。

しつこくRodeを練習してきて、やはり良かったと思います。

Rodeはアクセントやスタッカートが独特の解釈があったりするのですが
エチュード全体を通して共通してること。
求められるテクニック的なことも見えてきます。
全調あるというのもとてもいいですよね。
通常?だとなかなか弾かない調もあるので
調性感の意識もついてきます。

子供たちのレッスンで基礎として
クロイツェルを導入しますが
RodeにしてもDont、Wieniawskiにしても
基礎ということには変わりなく
どうしてもRode以降は『難しい』と思ってしまいがちですが
その意識が演奏を難しくしてしまっていることもあります。
実際に私もそうでしたから。
一旦、楽譜を冷静にみて、まず正しく理解できるように分析。
楽譜に書いてあることは実にシンプルだったりします。
分析できるようにもちろん知識だったり、それまでの経験(基本を身につけていること)も必要です。
頭の中で楽譜を正しく理解できていくと
『難しい』と思って強張ってた身体の力も抜けていくでしょう。
気持ち、意識の持ち方って大事ですね。

趣味でヴァイオリンされてる方は
どこまで求めるかでRodeに進むかどうかですが
クロイツェルもある程度練習してきた人で
さらに上達したい方はやはり引き続き音階に加えて
エチュードはRodeに進まれるといいと思いますよ。

そうするとクロイツェルの見方もまた変わってきますし
見方を変えて繰り返し取り組むこともできます。