こんにちは。

さかいゆみこです。

昨年さかいバイオリンメソッドオリジナル教本を発売してからちょうど1年が経ちます。
爆売れ、ではないですがぼちぼちご購入いただいています。
ありがとうございます。
ご購入はこちら

指導を始めた当初から導入期に使いやすい教材がなかったのがきっかけで
ずっと本にしようと思っていたのですが
長年指導をする中である方向性も見えてきました。

私はやはり基本や基礎に重点を置いてますので
ボウイング、フォームなどの基本をはじめとして
スケール(音階)やエチュードの基礎の大切さも
レッスンで伝えています。

基本や基礎はちゃんとやっていなくても
ある程度は努力次第でカバーはできます。

ただ、「ある程度」なんです。

かくいう私もその昔、練習だけはしてたので
Bach,Mozart,Lalo,Kreisler,Haydn,Brahms,Bruchなど
いろいろな曲は練習していたものの
自分の中で腑に落ちてはいなかったんですね。

ある時期に体感したのが
カールフレッシュのスケールシステムを
コツコツしてきたことで得たある感覚がありました。

このカールフレッシュが結構ハードルが高くて
この練習はしていなくても入れる音大もあるので
音大卒でもほとんどやってない人も多くいます。
私も受験の時はカールフレッシュはあまり練習してなかったです…

でも自分の経験としてやっていて損はないので
生徒たちのレッスンもどうにかカールフレッシュに繋いでいきたいと
思うようになりました。

それでメソッド本の最後の方はよく使われる主要な調のスケールで
いろいろな練習ができるよう構成しています。

カールフレッシュが難しすぎたり
そこまでする必要もないこともあるので
メソッド本だけにするか
小野アンナの音階教本と併用しても十分効果があるので
ケースバイケースで使い方を変えれます。

少しずつ練習を重ねてきて
カールフレッシュにステップアップするときは
やはり指導してる側としても嬉しいですね。
ここから新たにスタート、の気持ちもありますし
今までやってきたことを振り返る節目にもなります。
「ここまでよく頑張って練習してきたね」
とたくさん褒めてあげたいです。

それも子供の場合は本人だけでなく
毎日の親御さんのサポートあってのものでもあります。

成長につれて反抗期も出てきたり
みんなそれぞれで自我も強くなってくるので
親御さんのご苦労も多岐にわたります。
成長過程に合わせてレッスンの仕方や
親御さんのサポートも都度変化させる必要も出てきますね。
これからもバイオリンのある生活
音楽のある生活ができますように
見守りながらレッスンしたいと思います^^