よい演奏
こんにちは。
さかいゆみこです。
今日のタイトルについて
たくさんの方がご興味をお持ちかと思います。
皆さんはどんな演奏が「よい演奏」だと思いますか?
生徒さんがコンクールに出たり
私自身がコンクールで審査させていただいたりして
たくさんの演奏を拝聴させていただきます。
人が人を評価するということは
それぞれの価値観で評価することになるので
基準もさまざまになりますね。
私が指導する際に一番気をつけているのは
ただ単に楽譜に書いてあることを杓子定規に正確に弾くことを目的としないことです。
あくまで聴いてくださってる方に伝わる自分らしい演奏を目指すことです。
音程、リズム、強弱は楽譜に書いてありますし
まずは正確に読むことはもちろん必要なのですが
それだけで「よい演奏」になるのであれば
これからの時代はプログラムすればAIがいとも簡単になんでもこなしてしまうでしょう。
AIヴァイオリニストもそのうち出てくるかもしれません。
楽譜を正しく読んだ上でコンピューターにはできない
人間にしかできない表現を、音楽を伝えれるように
楽譜には書いていないことも読む、考える
そんな音楽の作り方が重要になってくると思います。
楽譜を正しく読むことは簡単にできそうで容易なことではなく
数学的な頭脳もいるのでちょっと塾のテストと似ているかもしれません。
だから音楽をやっていると賢くなるというのにもつながると思います。
成長段階や理解度によってはできないこともありますし
一番大事なことは音楽を作るということを理解して
音作りをできればいいですね。
その人にしか出せない音というのがありますから。
楽譜通りに弾くことも基本として大切ですが
正しく速く弾くというよりも
自分らしい演奏を目指すことが人を惹きつける演奏につながるのではと感じています。
とにかく誰かに言われた通りにして
正確さにこだわりすぎると
自分で考えるということも忘れてしまい
自分らしさや個性が見えなくなってしまいますよね。
機械的に弾くのではなく生徒さんたちの個性(才能)を音に乗せれたらと思います。
これもバランスですね^^
レッスンや発表会では楽しむことを大切に。 お子様は情操教育のためになるよう、レッスンや発表会等を通して「マナー力」「集中力」「記憶力」「考察力」「洞察力」に繋がるように考えています。お稽古を続けることにより、これらは少しずつ身についていき、必ず受験や就職などに活かせます。